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盂蘭盆会
「盂蘭盆会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盂蘭盆会の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「松江印象記」より 著者:芥川竜之介
のである。けっして調和を一松崎水亭にのみゆだぬべきものではない。
自分は、この
盂蘭盆会《うらぼんえ》に水辺の家々にともされた切角灯籠《きりこどうろう》の火が樒....
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
三右衛門の墓に参った。それから住持に面会して、一夜旅の疲を休めた。 翌十三日は
盂蘭盆会で、親戚のものが墓参に来る日である。九郎右衛門は住持に、自分達の来たのを....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ので、もうこの世にはいないものと諦めるよりほかはなかった。そのうちに七月が来て、
盂蘭盆会の前夜となったので、※の家では燈籠をかけて紙銭を供えた。紙銭は紙をきって....
「封三娘」より 著者:田中貢太郎
、いつも可いというものがなかった。 ちょうど上元の日であった。水月寺の尼僧達が
盂蘭盆会を行ったので、その日はそれに参詣する女が四方から集まって来た。十一娘も参....
「戯作者」より 著者:国枝史郎
いと云うことが出来よう。 真夏が江戸へ訪れて来た。 観世音四萬三千日、草市、
盂蘭盆会も瞬間に過ぎ土用の丑の日にも近くなった。毎日空はカラリと晴れ、市中はむら....