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盗み心
「盗み心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盗み心の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「椿の花の赤」より 著者:豊島与志雄
のだった。然し、正枝の室の立派な人形のことなんか全然思ってもみなかったし、まして
盗み心なんか起しもしなかった。 「悪戯のことはお詫びします。けれど、おばさんの人....
「屋根裏の犯人」より 著者:坂口安吾
ば、鼠も銀包みをひいて母家の棟へ隠さぬものでもないことは分りましたが、そのような
盗み心のある鼠を母家の棟に飼っておかれる宿主の責任はそのままでは済まされますまい....
「法然行伝」より 著者:中里介山
さり気なき色にして決して人にはあやしげなる色を見せまいとするようなものじゃ。その
盗み心は人は誰れも知らないから少しも飾らない心になる。本当の往生もまあそんなよう....