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盗用
「盗用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盗用の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「盲人独笑」より 著者:太宰治
は編者の筆になるところの年譜、逸話集、写真説明の文など、諸処方々から少しずつ無断
盗用して、あやうく、纏《まと》めた故葛原勾当の極めて大ざっぱな略伝である。その人....
「平塚さんと私の論争」より 著者:与謝野晶子
も、経済的には依頼主義を取って男子の奴隷となり、もしくは男子の労働の成果を侵害し
盗用している者だと思います。男女相互の経済上の独立を顧慮しない恋愛結婚は不備な結....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ません。近代の芸術はそこで堕落が始まりました。かれらは作物《さくぶつ》を模倣し、
盗用することは平気です。そうして無用な宣伝と、誘惑と、買収とを以て、人間にその芸....
「安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
の法を用いて戦勝したが、その御子の応神天皇があまりにも秘法のあらたかのため他人に
盗用されるのを怖れ、暗記の上で紙をさいて食べてしまった。このためにいったん絶えた....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
い。そこへイエメンの宗教大臣から秀抜なデザインの註文があったから、さっそくこれを
盗用することにして、註文の何倍も製造して、各貿易商やアフリカの取引先に見本を配っ....