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盛典
「盛典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盛典の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ささか》感謝の微衷《びちゅう》を表し度《たく》就《つい》ては各位の御協賛を仰ぎ此
盛典を挙行するの幸《さいわい》を得ば本会の面目|不過之《これにすぎず》と存|候《....
「恋愛曲線」より 著者:小酒井不木
親愛なるA君! 君の一代の
盛典を祝するために、僕は今、僕の心からなる記念品として、「恋愛曲線」なるものを送....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。それの実現されるようになったのは全く和宮様を初めとするという。おそらくこれは
盛典としても未曾有、京都から江戸への御通行としても未曾有のことであろうと言わるる....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
定奉行から納戸頭までも参列させ、天台宗徒をあつめて万部の仏経を読ませ、諸人にその
盛典をみせ、この際――年号までも慶応元年と改めて、大いに東照宮の二百五十年を記念....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
楽を置くのだ。もし君たちが音楽家だったら、君たちは社会的祝祭のそれぞれに、公式の
盛典に、労働組合に、学生連合に、家庭的な祝いに、音楽をもつだろう……。しかしまず....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、劇場をメルポメネの殿堂と言い、王家を王のおごそかなる血統と言い、演奏会を音楽の
盛典と言い、師団長を何々の高名なる勇士と言い、神学校の生徒をかの優しきレヴィ人と....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
けで気を失ってしまいそうですわ。」
幸いにして偶然にもその悲痛な日の翌日、何の
盛典だったか、パリーには非常なにぎわいがあった。練兵場の観兵式、セーヌ川の舟上試....
「一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
の覚え書きも持出して見ようとしている。 奠都《てんと》三十年祭が、全市こぞって
盛典として執行されたおり、種々の余興が各区競って盛大に催された。とりわけ花柳界の....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
こうがいりんり》、筆、剣のごとし。また平日の貧曙覧に非ず。彼がわずかに王政維新の
盛典に逢《あ》うを得たるはいかばかりうれしかりけむ。 慶応四年春、浪華に 行幸....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
る。そしてなお樹上にはその実が沢山に残っているから、そこでもここでも同じく華燭の
盛典が挙げられめでたいことこの上もなく、許嫁の御夫婦万歳である。そのうちに右の実....
「三国志」より 著者:吉川英治
として、老女侍女など千余人の召使いに、莫大な金帛を施した。 七日にわたる婚儀の
盛典やら祝賀の催しに、呉宮の内外から国中まで、 「めでたい。めでたい」 と、千....