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盛物
「盛物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盛物の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「躯」より 著者:徳田秋声
骸の据ってるところへ案内される。死骸はもう棺のなかへ収まって、花も備えてあれば、
盛物もしてある。ちゃんと番人までつけて、線香を絶やさないようにしてある。 そこ....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
けてみることをさせてくれたので、絵と共に長くつづいた。創作することは面白かった。
盛物と云って、野菜や果物をもりあわせることは非常にたのしみなことであった。私は、....
「役者の顔」より 著者:木村荘八
鑠としています。いわゆる「平馬返り」ではないにしても、年八十を越えたこの老優が実
盛物語の瀬尾で落入りにトンボを切る(でんぐる返しを打つ)のは、悲壮です。その他、....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
、吉右衛門の一座が旗揚げをした時からであった。 そのときの狂言は「布引滝」の実
盛物語、「千本桜」の鳥居前、「八百屋お七」の人形|振、「太功記」十段目、「左甚五....
「墓」より 著者:正岡子規
しかしゆうべまであった花はどうしたろう、生花も造花もなんにも一つもないよ。何やら
盛物《もりもの》もあったがそれも見えない。きっと乞食が取ったか、この近辺の子が持....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
月十一日、七代目市川団蔵死す、七十六歳。前名を九蔵といい、佐倉宗吾、仁木弾正、実
盛物語などをその当り役としたり。団菊に次ぐ名優と称せらる。 ○同日、川上音二郎大....