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盛行
「盛行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盛行の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
皮硬化して樹岩に坐するに便あり。発春期には陰部とともに脹れ色増す。古ギリシア外色
盛行の世には、裸体少年が相撲場の砂上に残した後部の蹟を注意して必ず滅さしめ、わが....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
なる教旨《きょうし》が、耶蘇教《やそきょう》以前より一貫して欧州《おうしゅう》に
盛行《せいこう》している。これこそ実にニーチェのいわゆる治者《ちしゃ》の道徳であ....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
『神壁算法』の正続二篇が作られたことから見ても、藤田貞資の時代に算額奉納の風習が
盛行したことが知られる。 会田安明が藤田貞資と抗争して自ら最上流の一派を立て、....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
常に原始的な信仰や祭儀を取り出すことができる。それのみではない。漢代における易の
盛行や道教の勢力を顧みるならば、人倫を中心とし道理に徹底しようとする孔子に比して....
「法然行伝」より 著者:中里介山
間に出来た外孫をもって自分の子としてその後を嗣《つ》がせる時に源の姓を改めて漆の
盛行と名付けた。
盛行の子が重俊、重俊の子が国弘、国弘の子が時国という順である。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
うちといってよい。楮幣はどこでもよろこばれるものとなり、銭の値打をも凌ぎかねない
盛行をしめしだした。 もちろん、こうした信用度は、それだけで興ったものではない....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
をいつも今日の自分の中において読んでいることは確かだと思う。近時の歴史書ブームの
盛行をみてもそれはいえる。 衣冠そくたい、小袿衣、よろい直垂、などの風俗画的時....
「芸術と社会」より 著者:津田左右吉
芸術でも智識で領解する部分の多いものはその興味を解することも容易である。翻訳劇の
盛行するのは一つはこの故であろう。絵画になると、西洋画でもその題材が多くは何人も....