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「監査〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

監査の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
電報」より 著者:黒島伝治
頼母子講《たのもしこう》を取った。抵当に、一段二|畝《せ》の畑を書き込んで、其の監査を頼みに、小川のところへ行った時、小川に、抵当が不十分だと云って頑固にはねつ....
行人」より 著者:夏目漱石
ほど有名な人も勢力家も見えなかった。その時の客は貴族院の議員が一人と、ある会社の監査役が一人とであった。 父はこの二人と謡《うたい》の方の仲善《なかよし》と見....
親子」より 著者:有島武郎
かることができたのだ。父は長い間の官吏生活から実業界にはいって、主に銀行や会社の監査役をしていた。そして名監査役との評判を取っていた。いったい監査役というものが....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
る大商店の顧問という格で納まっている。ほかにも三、四の会社に関係して、相談役とか監査役とかいう肩書を所持している。まず一廉の当世紳士である。梅沢君は若いときから....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
たが、飯田さんの西江戸川町の邸へ往った。飯田さんは素と宮内省の官吏で、今某会社の監査役をしているのだそうである。西江戸川町の大きい邸はすぐに知れた。わたくしは誰....
光は影を」より 著者:岸田国士
の声明を出させたのである。 彼は、そのために、父憲之を一晩、説きに説いて、無給監査役の地位を買つて出る決意を固めさせ、社長と常務一人を残して、他の取締役を一律....
奥の海」より 著者:久生十蘭
つじ》の一人で、盛岡藩では若年寄付小人、物産方という軽い役柄だが、七戸では藩政を監査し、時々の動静を本家へ報告する目付の役をつとめているというようなことであった....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
で掘って来い? へえそれはまた何のためだい。下士官いわくさ。このままにしておけば監査官が来て労働量を決定するときに、この分岐点に掘った穴の大きさだけ計算に入れる....