監査役[語句情報] » 監査役

「監査役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

監査役の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
行人」より 著者:夏目漱石
ほど有名な人も勢力家も見えなかった。その時の客は貴族院の議員が一人と、ある会社の監査役が一人とであった。 父はこの二人と謡《うたい》の方の仲善《なかよし》と見....
親子」より 著者:有島武郎
かることができたのだ。父は長い間の官吏生活から実業界にはいって、主に銀行や会社の監査役をしていた。そして名監査役との評判を取っていた。いったい監査役というものが....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
る大商店の顧問という格で納まっている。ほかにも三、四の会社に関係して、相談役とか監査役とかいう肩書を所持している。まず一廉の当世紳士である。梅沢君は若いときから....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
たが、飯田さんの西江戸川町の邸へ往った。飯田さんは素と宮内省の官吏で、今某会社の監査役をしているのだそうである。西江戸川町の大きい邸はすぐに知れた。わたくしは誰....
光は影を」より 著者:岸田国士
の声明を出させたのである。 彼は、そのために、父憲之を一晩、説きに説いて、無給監査役の地位を買つて出る決意を固めさせ、社長と常務一人を残して、他の取締役を一律....