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監軍
「監軍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
監軍の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
らない。狐も平気で逃げようともしない。不思議に思って大将の家の猟狗を連れて来た。
監軍もまた自慢の巨犬を牽いて来たが、どの犬も耳を垂れて唯その狐を取り巻いているば....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
は嘶き、旗印ははためいて、戦機は充満した。此時、織田徳川方では丹羽勘助|氏次等を
監軍とし、前田又左衛門利家等が司令する三千の鉄砲組が、急造の柵に拠って、武田勢の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、山々の要所要所へ出兵したのは福井藩、大野藩、彦根藩、丸山藩であって、その中でも
監軍永原甚七郎に率いられる加州の士卒が先陣を承ったものらしい。水戸浪士の一行がこ....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
ピンとこないだろう。 だが、たとえば陸軍省の調べでは本省から憲兵隊から参謀本部
監軍部はもとより、近衛《このえ》、第一ないし第六師団の全部について、各連隊もしく....
「三国志」より 著者:吉川英治
は、敬礼をほどこした。 この人はかつて、盧植をおとしいれた黄門左豊などと共に、
監軍の勅使として、征野へ巡察に来たことがある。その折、玄徳とも知って、お互いに世....
「三国志」より 著者:吉川英治
く、執念深く許しを乞うので、ついに孔明も折れて、 「強いて行かれるならば、法正を
監軍として同伴なさい。そして万事合議して、慎重に事を行うがよろしい。決して軽々に....
「三国志」より 著者:吉川英治
を構え、椰子の葉を葺いて屋根とし、芭蕉を敷いて褥とし、毎日の炎天をしのいでいた。
監軍の蒋※は、一日孔明に向ってこういった。 「山に依り、林にそい、蜿蜒十数里にわ....