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盤台面
「盤台面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盤台面の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
減りましたと答えた。すると赤シャツは山嵐の机の上へ肱《ひじ》を突《つ》いて、あの
盤台面《ばんだいづら》をおれの鼻の側面へ持って来たから、何をするかと思ったら、君....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ポカンと開いた黄色い中に、眼球《ひとみ》が輝きもなく一ぱいに据って動かずにいる。
盤台面《ばんだいづら》で、色が黄ばんだ白さで、鼻が妙に大きい。ザンギリで、下を向....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
のあたりまで真黒に頬髭の生えている顔色は、赤狗が胡麻汁を喰ったようでございます。
盤台面の汚い歯の大きな男で、朴歯の下駄を穿き、脊割羽織を着て、襞※の崩れた馬乗袴....