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目す
「目す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目すの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
カルデア及びこれと関連しているヘブライまたギリシアのそれにおいても)観念として注
目すべきものは、一体ただ光明の欠如を意味するにすぎないと思われる暗黒あるいは夜を....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
、あるときは微笑であり、あるときは椅子から立ち上って歩くことであり、あるときは瞑
目することであり、あるときは――。これでは際限がないから、私はこれにへたな名前を....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、一両日中に、クーデター起るものと予測さる」 「英、仏両国は中立を宣言す」 「注
目すべきレニングラードの反政府運動」 「中華民国も一と先ず中立宣言か」 「上海に....
「疑問の金塊」より 著者:海野十三
ら、チェリーを買った。 一本を口に銜えて、燐寸の火を近づけながら窓硝子の上に注
目すると、向いの洋菓子店の明るい飾窓がうつっていた。その飾窓の傍には、二人連の変....
「幽霊妻」より 著者:大阪圭吉
るで間違ったことを書いてても、あれだけは確かでしたよ。N専門学校の校長様で、真面
目すぎるのが、かえってたった一つの欠点に見えるくらいの、立派な厳格な先生様でござ....
「海底都市」より 著者:海野十三
健康状態にあるかを知らないくせに、このとおり特別料理を僕らにあてがうのは、でたら
目すぎるではないか」 「いや、そんなことはありません。私たちはこの食堂に入る前に....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
とき格別田鶴子を注意していた訳じゃありませんが、こっちがはっきり四方木田鶴子へ注
目するようになったのは、子爵の遭難からです。早くいえば、私は子爵の本家筋にあたる....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
から海底へ落ちる。今舷側を切って見せてやるよ」 おどろいた構造の軍艦である。瞠
目するアメリカ人を尻目に、博士は、こんどは電気メスをとって、舷側をぴちぴちごしご....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
とおり、良人の討死後私は所中そのお墓詣りを致しました。何にしろお墓の前へ行って瞑
目すれば、必らず良人のありし日の面影がありありと眼に映るのでございますから、当時....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
者の外に投書家というものがあって、各新聞に原稿を投じていた。彼らのなかからも、注
目すべき人が出た。『読売』では中坂まときの時分に、若菜貞爾(胡蝶園)という人が出....
「キド効果」より 著者:海野十三
ところで Fig. 1 と Fig. 2 の烏山、磯谷の両名のものは先ずよい。注
目すべきは Fig. 3 の容疑者|犬塚のものじゃ。これにはF興奮と名付けるべき....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
た。陳列換えは前総長時代からの予ての計画で、鴎外の発案ではなかったともいうし、刮
目すべきほどの入換えでもなかったが、左に右く鴎外が就任すると即時に断行された。研....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
命にも遭逢し、労農政府の明暗両方面をも目睹したなら、その露国観は必ず一転回して刮
目すべきものがあったであろう。舞台の正面を切る役者になるならぬは問題でなくして、....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
あるのみ。 ヤソ教と仏教と大いに類同するところの諸点あるは、今日すでに世人の注
目するところとなり、西洋学者中にヤソ教は仏教の説を取捨変更して成りたるものなりと....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
鋭のものと確信するに至ったのである。この十カ年間の大王の努力は戦争研究者の特に注
目すべきところである。 イ、一七五六年 墺国の外交は着々成功し露、スウェーデ....