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目っ
「目っ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目っの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あやつり裁判」より 著者:大阪圭吉
ん、別に大して不思議にも思われないようでしたが、恰度そばに居合わせた私の同僚で夏
目ってのが、どんな女だって、容姿から名前まで聞くんです。で、こうこう云う女だって....
「鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
居るのが不本意だとでもいうような様子である。「僕あ駄目。」と主人が手を振ると「駄
目ってこと無いわよ。」と赫子。「泳ぎましょう、行きましょうよ、沖へ。」と麻川氏。....
「メデューサの首」より 著者:小酒井不木
ので、やはり卒業試験前の夏休みは、ある温泉で暮らしたのでした。わたしもずいぶん茶
目っけの多いすこぶる楽天的な人間でしたが、開業すると間もなく両親に死なれたのと、....
「千鳥」より 著者:鈴木三重吉
の白い花である。 「このごろこんな花が」 「蒲公英ですか」と手に取る。 「どこで
目っけたんです? たった一本咲いてたんですか」 「どうですか。さっき玉子を持って....
「雪魔」より 著者:海野十三
あの家の者は変っているよ。今につまらん目にでもあわなきゃいいが……」 「つまらん
目って、何のこと」 彦太は振返って後から来る父親の顔を見上げた。しかし父親は、....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
うとう、ザチはそれには答えなかった。悲しそうな目をして、じっと折竹をみている。駄
目っ、駄
目っと……念を押すようなそれでもないような、なにか胸に迫った真実のものを....
「愛よ愛」より 著者:岡本かの子
える。というわたしをこの人はまだこどものように見てなにかと覚束ながる。互に眼を瞠
目って、よくぞこのうき世の荒浪に堪うるよと思う。 おいおいたがいに無口になって....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
お尋ね御無用。まだまだ若衆の方が間違いにもいたせ、衣服の色合だけも覚えて来たのが
目っけものじゃ。いやはや、私の方はただ颯と白いものが一軒家の戸口に立ったと申すま....
「やどなし犬」より 著者:鈴木三重吉
」と店のものが言いました。 「ふん、なァるほど。そいつァよく言った。どこかに水は
目っからないかな。あ、そこの、へんなちっぽけな家には、だれか住んでるよ。」と肉屋....
「怪しの館」より 著者:国枝史郎
、その上で、所作をしなければならないのだ」 「同じようなことを、長い間……」 「
目っからないからだよ、適当な人が……」 「恐らく生涯
目っかりますまい」 「
目っけ....
「染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
へ、染吉?」ときき返したが「お生憎さまで、ございませんねえ」 「ぜひほしいんだが
目っけてくれまいか」 岡八店先へ腰をかけ、平気で火鉢へ手をかざした。 「ありゃ....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
?」 私は急に厭になった。 「また何かを嗅ぎ付けやがったな、ほんとに仕方のない
目っ早小僧だ! だが今度はお生憎様さ、ちょっとも引け目なんかないんだからな」 ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
本のうちにある。ソレ探せというところから、随分手を分けてさがしましたが、ねっから
目っからないではございませんか。そうこうしているうち年が経ち、ある事情でこのわた....
「棲霞軒雑記」より 著者:上村松園
いろは四十八文字をかきこむくらい朝めし前です」 「たいしたものどすな」 「そんな
目ってあるもんどすかな」 そこで私と母は、もう一度感心したものである。 する....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
うに見えた。 「つまらないじゃないか。停車場へ行って待っていよう。」 「や、何か
目っかるよ。」 「
目っかったのは、ほれ向うの靴屋ぐらいだよ。少し内地とちがうよう....