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目を剥く
「目を剥く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目を剥くの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ない、面ずれというのに、小鬢、小額を、抜け上らせた、連中が、敵意と、好奇心とに、
目を剥くようにして押し並んでいる。
その中には、いつぞや、山ノ宿の出逢いで、呆....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
らしいんだね。 (酒だ、酒だ。疾くせい、のろま!)とぎっくり、と胸を張反らして、
目を剥く。こいつが、どろんと濁って血走ってら。ぐしゃぐしゃ見上げ皺が揉上って筋だ....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
で、双方が探り合いのダンマリのようなもんだったから、結局が百日鬘と青隈の公卿悪の
目を剥く睨合いの見得で幕となったので、見物人はイイ気持に看惚れただけでよほどな看....