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「目を立てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

目を立てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
わらせて、自分の力で万事をしてやらなければ、女の面目を立ててやることも、自分の面目を立てることもできないのだと思われてたまりません。そこへ来ると、自分になければ....
嫉みの話」より 著者:折口信夫
、別に相手を傷つけるためではない。何のためにするのかというと、根本は、自分らの面目を立てるためで、それをせぬと顔が立たぬのである。つまり、一つの形式化した低い道....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
たが、左に右く洋楽は嫌いであった。この頃の洋楽流行時代に居合わして、いわゆる鋸の目を立てるようなヴァイオリンやシャモの絞殺されるようなコロラチゥラ・ソプラノでも....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
の場がある。加藤清正は団十郎、王妃は先代の秀調、伯寧は八百蔵で、作者は朝鮮側の面目を立てるために忠勇なる伯寧を点出して、それを当時売出しの八百蔵に勤めさせたので....
面とペルソナ」より 著者:和辻哲郎
れば、各自を意味して「めいめい」(面々の訛であろう)ということもある。これらは面目を立てる、顔をつぶす、顔を出す、などの用法とともに、顔面を人格の意味に用いるこ....