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「目塗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

目塗の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
えないくらいにようやく北国街道の今庄宿までたどり着いて見ると、町家は残らず土蔵へ目塗りがしてあり、人一人も残らず逃げ去っていた。もっとも食糧だけは家の前に出して....
伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
蔵の焼けるのを防ぐのに、大盥に満々と水を湛え、蝋燭に灯を点じたのをその中に立てて目塗をすると、壁を透して煙が裡へ漲っても、火気を呼ばないで安全だと言う。……火を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
? あの中には、私が聞いてさえ惜しいものがたくさんございます」 「あれは大丈夫、目塗《めぬり》が届いているから」 「あなたのお屋敷は?」 「もう焼けてしまってい....