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目安箱
「目安箱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目安箱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ったが、しかしその短い月日の間が木曾地方の人民にとっては最も幸福な時代であった。
目安箱の設置、出板条例の頒布、戸籍法の改正、郵便制の開始なぞは皆その時代に行なわ....
「最後の一句」より 著者:森鴎外
げたいと申しますので、これに預かっております。御覧になりましょうか。」 「それは
目安箱をもお設けになっておる御趣意から、次第によっては受け取ってもよろしいが、一....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
将軍さまがひとりで縁先まで出ていらして、人払いの上で密々に話をお聴きになる。……
目安箱《めやすばこ》の密訴状の実否やら遠国の外様《とざま》大名の政治の模様。……....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
四十七歳の越前守《えちぜんのかみ》大岡忠相《おおおかただすけ》は、あらたに
目安箱を置き、新田《しんでん》取り立ての高札を立てなどして、江戸南町奉行としてめ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
い」 「承知しました。して行く先は?」 「辰の口の評定所――あの右側の御門にある
目安箱へ、この上書をソッと投げ込んで来てくれまいか――つまりこの一書は、弦之丞が....