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目潰し
「目潰し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目潰しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
草を吸いこもうとするやいなや、突然幽霊がくしゃみをしたため、三人の巡査はいずれも
目潰しをくわされてしまった。そこで彼らが拳で眼をこすっているすきに幽霊は影も形も....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
す。お庭も池も、真暗になったと思います。虹も消えました。黒いものが、ばっと来て、
目潰しを打ちますように、翼を拡げたと思いますと、その指環を、奥様の手から攫いまし....
「菎蒻本」より 著者:泉鏡花
と来たから、早い話が。 でまあ、その何だ、私も素人じゃねえもんだから、」 と
目潰しの灰の気さ。 「一ツ詮索をして帰ろう、と居坐ったがね、……気にしなさんな。....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
に上がる棍棒、空にうねる捕り縄、紅色の火事の遠照りを縫って、霰のように飛ぶ無数の
目潰し! が、それらを四方に受けて、八方へ斬り返す五本の刀! 空は深紅だ! 周囲....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
。 「霧隠れ雲隠れ、と申しても、つまりは火遁の術、煙遁の術、薬品にて煙を急造し、
目潰しを大袈裟にするまでじゃ。その薬法は予て記して置いたが、それよりも、眠り薬を....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
が、矢張いけませんでした。長四郎があべこべに眼を潰されて了いました」 「向うから
目潰しを投げたのか」 「いいえ、指を眼の中へ突込みやあがったので」 「酷い事をす....