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「目的地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

目的地の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
猛然たる勇気は四肢の節々に振動した。二頭の乳牛を両腕の下に引据え、奔流を蹴破って目的地に進んだ。かくのごとく二回三回数時間の後全く乳牛の避難を終え、翌日一日分の....
隣の嫁」より 著者:伊藤左千夫
を励ますのである。省作は例のごとくただにこりの笑いで答える。やがて八人用意整えて目的地に出かける。おとよさんとおはまの風はたしかに人目にとまるのである。まアきれ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
(三月以降少数機来襲を含まず) (月日) (時刻) (機数) (目的地) 3月4日 朝 一五〇 東京 5日 未明 ....
駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
経験のある人の咄に、汽車の時間は往復四時間だが、汽車の待合せやらステーションから目的地までの時間を合して少くも五時間若くは其以上を要すると云った。ツマリ往復に半....
怪星ガン」より 著者:海野十三
空株式会社の『真珠姫』号に乗りこんでニューヨークへたつこととなった。それに乗れば目的地へ五時間でつく。 三根夫は、すっかりうれしくなり、顔をまっ赤にほてらせた....
海底都市」より 著者:海野十三
じ》をかく。 やまと服 「さあ乗物のところへ参りました。これにのりまして、目的地へ急ぎましょう」 タクマ少年はそういって、前方を指さした。しかしふしぎな....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
儘を認めてやる事にしている。 「よかろう、もうその位で……。八時出発は分ったが、目的地は何処かね。服装の準備のこともあるからね」というと、白木は案外だという顔付....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
器から流れ出てくるようだ。目の前にある戸棚のどこかに仕掛があるらしい。 「すると目的地はどこですか。もう艇内に落付いた以上、それを明かにしてくれてもいいでしょう....
火星兵団」より 著者:海野十三
れから、たいへんな戦闘がはじまろうとも、大空艇で宇宙の旅をつつがなく終え、ついに目的地の火星までやって来たことが、うれしくてしかたがないらしい。 先生と千二は....
火薬船」より 著者:海野十三
とっている針路からかんがえると、南シナ海をさらに南西へ下っていくところからみて、目的地はマレー半島でもあるのか。 小さな貨物船は、速力のてんで到底わが駆逐艦の....
怪塔王」より 著者:海野十三
ないい報告だったかいうまでもありません。艦隊では、いよいよ白骨島を一番おしまいの目的地として、すすむことになりました。 そうなると、いまのうちに早く、敵のロケ....
」より 著者:海野十三
すべきたった一人の同胞であるお里を救うの外、なんの余念もなかった。 果して彼は目的地点で、何を発見したろうか。 無残なるお里と、その夫英三の惨死体だったであ....
暗号数字」より 著者:海野十三
分、神戸行急行というのに乗るよりほか仕方がない」 彼は次の旅を考えていたのだ。目的地は大阪であった。段々と西へ流れて東京から遠くなってゆくことが、なんとなく不....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
ら直接槍に向うた友人と出逢う手筈だ、というていたが、今後なお五時間もかからねば、目的地に達する事が出来ぬのに、はや定刻を過ぎているので、すぐ東に分れ、くだんの谷....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ところによれば、わが船にさきだつこと二日、シドニーに寄港す。期節おくれたるために目的地に達することあたわざれば、ここに解氷の期を待つという。一行みな健全なり。余....