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目移り
「目移り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目移りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
\いたして居る中へ灯を置きまして、此方には芸者が並んで居りますから、何方を見ても
目移りが致しますような有様、今|襖を開けて出て来ましたは仙台平の袴に黒の紋付でご....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
指呼してみたくなるらしく、お雪ちゃんは、見ゆる限りのところに於て、あれかこれかと
目移りがします。 焼野が原は、一層かっきりと、その半ば炭化しかけた材木だの、建....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
いうものは、美や技巧で長く男をひきとめることはできませんよ。美も技巧もいくらでも
目移りし易いものだし、男にサービスさせる要素がある限りは、いずれは崩れるものにき....
「書記官」より 著者:川上眉山
の青畳に、玉を置くとも羞かしからぬ設けの席より、前は茶庭の十分なる侘びを見せて、
目移りゆかしくここを価値の買いどころと、客より先に主人の満足は、顔に横撫での煤を....