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目細
「目細〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目細の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
々よりも上手のようである。 ○ 下毛野みかもの山の小楢如す
目細し児ろは誰が笥か持たむ 〔巻十四・三四二四〕 東歌 下毛野安蘇の河原よ石踏ま....
「錦木」より 著者:宮本百合子
思って自分がその人だったらなどと思う女もないではなかった。送られた女君はそれを一
目細い目を開いて見ただけで童のおもちゃにと何にも知らない小供の手にゆずられるので....
「釜沢行」より 著者:木暮理太郎
ないが、ゼニトリといえばあああれかと合点のゆく人が多いであろう。後になってそれは
目細であることを知った。 六月三日。今日は栃本泊りであるから、ゆるゆる支度して....
「黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
語っているのが懐しい。 七時四十分、池ノ平に向って出発する。附近の林の中で鶯や
目細が頻に鳴いていた。それに交って郭公の声らしいものも聞えた。草原を右に登って仙....