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目赤
「目赤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
目赤の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
徳盛んなればすなわち至る〉と出《い》づ。『古今注』に〈漢の建平元年山陽白兎を得、
目赤くして朱のごとし〉とあれば、越後兎など雪中白くなるを指したのでなく尋常の兎の....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、ここらは寺の多いところで、お富士様を祀った真光寺を始めとして、例の駒込吉祥寺、
目赤の不動、大観音の光源寺、そのほか大小の寺々が隣りから隣りへと続いていて、表通....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ら、持呪者は只働《ただばたら》きで余り贏利《もうけ》にならぬ、この緊羯羅は瞋面怒
目赤黄色狗牙上に出で、舌を吐いて唇を舐め、赤衣を着たという人相書で、これに反し制....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ていわく、その獣嶺南および蜀西山林中に生ず、状《かたち》は猿猴のごとくで小さし、
目赤く尾短くてなきごとく青黄にして黒し、昼は動かず、夜は風に因って甚《いと》捷く....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
隔てたる、広岡の庭の隅、塵塚の傍に横わりて、丈三尺余、周囲およそ二尺は有らむ、朽
目赤く欠け欠けて、黒ずめる材木の、その本末には、小さき白き苔、幾百ともなく群り生....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
日本の近海には三十数種類の河豚がいるそうである。そのうち名古屋河豚(小斎河豚)、
目赤、虎河豚、黄金河豚、銀河豚、北枕、篭目河豚などが普通知られている。 私らが....