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盲判
「盲判〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盲判の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
ら》だったが、農場でも漁場《ぎょば》でも鉱山でも飯を食うためにはそういう紙の端に
盲判を押さなければならないという事は心得ていた。彼れは腹がけの丼《どんぶり》の中....
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
後の東京は余程新しくなっているであろう。交通巡査に自動人形を立たせ、市長の椅子に
盲判押捺《めくらばんおうなつ》器を据え付けていはしまいかと、取りあえず度肝を半分....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
を捺したものであった。もとより無学文盲の二人の事とて、法律の事なんか全く知らず、
盲判も同然で金額なども全然忘れたまま仲よく交際していた。 ところがどうした天道....