盲唖[語句情報] »
盲唖
「盲唖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
盲唖の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「琴のそら音」より 著者:夏目漱石
云う時節でもないに馬鹿馬鹿《ばかばか》しいと外套《がいとう》の襟《えり》を立てて
盲唖《もうあ》学校の前から植物園の横をだらだらと下りた時、どこで撞《つ》く鐘だか....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に入り浸りになって、お広さんが其処に泣きわめきの幕を出したり、かかり子の亥之吉が
盲唖学校を卒業して一本立になっても母親を構いつけなかったり、お広さんの末路は大分....
「ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
求めて!※! 火花を飛ばしているのは病院孤児院ばかりではない。宗教団体、養老院、
盲唖院、皇后が保護者となっている馬の休養所まで等しく「熱心に」「火急に」寄附を求....
「思い出すこと」より 著者:宮本百合子
葉で、注文の要件を提出した。 私共に応待した卓子の前にいた男は、立って行って、
盲唖学校の近所にあるという一軒の家をサジェストした。 「場所は分りますか? 電車....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
・玉木屋の佃煮・薬種一式・遊び道具各種。到れりつくせりだ。「お前、西洋へ行くなら
盲唖学校へはいって、あのそれ手真似、あいつを覚えときゃよかった。あれなら、どこい....
「二人の盲人」より 著者:平林初之輔
がて何とも言いようのない拷問に変わっていった。 崖の下で、同じ職業をしている、
盲唖学校の同窓の藤木という男が、三日にあげずに彼の家へ遊びにきた。二人が点字で印....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
対してはその威力は頗る大きい。けれども地形の制限を受ける事多く、戦場ではほとんど
盲唖である。沈着かつよく準備せられた軍隊に対しては左程猛威を逞しゅうし得るもので....