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「直径〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

直径の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
妖婆」より 著者:芥川竜之介
時の事でした。何気なくそのコップをとり上げた新蔵が、ぐいと一息に飲もうとすると、直径二寸ばかりの円を描いた、つらりと光る黒麦酒の面に、天井の電燈や後の葭戸《よし....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
を照らされているときのその位置とから太陽と太陰との大きさを定めた。しかして太陰の直径としては地球直径の〇・三三(正当の値は〇・二七であるから、〇・三三にかなり近....
壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ぎ取ったような断崖もありました。 いやそればかりではありませぬ。ところどころに直径が三間もあろうと思われる穴がポカポカとあちらこちらにあいているではありませぬ....
空中墳墓」より 著者:海野十三
ある。 私は躍る心を抑えて望遠鏡の対眼レンズに眼を押しつけた。眼前に浮び出づる直径五十センチばかりの白円の中にうつりいだされたるは鳶色の円筒であった。よくよく....
ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
品物も見当らなかった。唯一つ、背の低い私にはちょっと手の届きかねる高い棚の上に、直径が七八センチもあろうと思われる大きい銀玉が載っていた、その銀玉は、黒縮緬らし....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
正体をたしかめたかった。 ようやくそばへ近よることが出来た。 沢のまん中に、直径三メートルもあると思われる大きな金属球が、でんと腰をすえていた。表面はぴかぴ....
海底都市」より 著者:海野十三
しまって、ため息があとからあとへと出てくるばかりだった。 この装置群の中央に、直径が一メートルに三メートルほどの台があり、その上に透明な、やや縦長《たてなが》....
金属人間」より 著者:海野十三
の中で思わず、 「しめた。とうとう見つけた」 と、思わずよろこびの声をあげた。直径《ちょっけい》七十センチばかりの、マンホールのふたのようなものが掘りあてられ....
恐竜島」より 著者:海野十三
知り、元気をくわえたのであった。 恐《おそ》ろしい発見 下へゆくほど穴の直径《ちょっけい》は大きくなった。 たしかに噴火孔《ふんかこう》のあとである。....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
は前言を再確認したあとで、特に言葉に力を入れて、次の如くいった。 「四十億光年の直径を持っている大宇宙に、星の数は十五億個、そして宇宙の年齢は、大体十六億年と推....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
いう爆弾で、いろいろの大きさのものがある。 重さが十二キロのものは、爆発すると直径が五メートルもある大孔を穿つ。そして十メートル以内の窓|硝子を破損し、木造家....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
。 『木の枝を折っているナ……。』 お爺さんがそう言われている中に、天狗さんは直径一尺もありそうな、長い大きな杉の枝を片手にして、二三十|丈の虚空から、ヒラリ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ーはまた、この感応作用を使い、電流を生ずる機械を作ろうとした。初めに作ったのは、直径十二インチ、厚さ五分の一インチの銅板を真鍮の軸で廻し、この板を大きな磁石の極....
妖怪学」より 著者:井上円了
ども、まずその使用法を見るに、五、六尺くらいの棒(竹にても木にてもよろし)、その直径およそ五分ないし一寸くらいのもの二本を取り、その一本は右の手の掌中に軽く握り....
西航日録」より 著者:井上円了
帝釈天が仏教を守護したという善見城なるべし。) 午後五時解纜。海峡最も狭き所、直径二里前後なるを覚ゆ。アフリカ・モロッコと相対し、風景すこぶる佳なり。 二十....