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「直心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

直心の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
師とは何者か。 「下谷の御徒町《おかちまち》に島田虎之助という先生がある、流儀は直心陰《じきしんかげ》、拙者が若いうちからの懇意《こんい》で、今でも折々は消息《....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
あって、牢から出られない。聞くところによれば、江戸で島田虎之助という先生の門人で直心陰《じきしんかげ》を学び、それから宝蔵院の槍の極意に達し、突《つき》にかけて....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
お究《きわ》めなされましたな」 「幼少の頃、甲源一刀流を少しばかり。数年以前より直心陰《じきしんかげ》の流れを汲みまして、未熟者《みじゅくもの》相当の修行中でご....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
儀は、たしか甲源一刀流でございましたね」 「もとはそうであったが」 「島田先生は直心陰《じきしんかげ》だということではありませんか」 「そう、直心陰」 こう話....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
に一つの問題が起きる。「経済国策研究会」なるものが中心となって、神武会、生産党、直心道場、大日本国家社会党など、それから東京交通労働組合の一部までを従えて、国家....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
それはお若いに御殊勝のことでございますな。剣術は河流を御修行でございますか」 「直心陰《じきしんかげ》を少しばかり習いました、それと、槍を少々教わった覚えがある....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
「そなたほどの年で、それだけに使える人は全く珍しい、どこで修行なされたか、流儀は直心蔭《じきしんかげ》じゃの」 「はい」 「そなた、剣術ばかりか、他の武芸は?」....
三国志」より 著者:吉川英治
す」 「いかなる縁故で」 「すなわち潁上の産ですから」 「その為人は?」 「義胆直心」 「学は?」 「六韜をそらんじ、よく経書を読んでいました」 「能は?」 「....