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「直木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

直木の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
二三十間も上になり、下になりして転げ落ちた末、ついに将監首を獲られたとも伝える。直木三十五氏が、加藤清正は山路将監を討った以外、あまり武功がないとけなしていたが....
四条畷の戦」より 著者:菊池寛
治家としては、陰翳が多い訳だ。 だから誇張されれば、いくらでも悪人になり得る。直木三十五は「尊氏は成功した西郷隆盛である」と評して居るが、人物としては相当なも....
死までを語る」より 著者:直木三十五
自叙伝 一 大草実君が 「直木さん、九月号から一つ、前半生記と云うような物を、書いてくれませんか」 と云....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
大大阪小唄直木三十五作歌 一、大君の 船着けましき、難波碕 「ダム」は粋《シッ....
碁の手直り表」より 著者:菊池寛
建のヒョロ/\とした家である。二階三間三階二間である。家賃は三分して、社と自分と直木とで三分の一ずつ出すことになっていた。しかし、それは規定だけで、全部社が立替....
社会時評」より 著者:戸坂潤
も質から云っても、ずっと進歩している吉井勇伯夫人徳子(『中央公論』一月号に於ける直木三十五の紹介によると通称「おどん」)吉井勇伯自身、引いて柳原義光伯、近藤滋弥....
愉快な話」より 著者:豊島与志雄
にとったものが、最も美味である、などと『南国太平記』のなかで坊さんに饒舌らしてる直木三十五も、さぞ得意だったろう。『馬車』のなかで占筮の講義を長々とやってる横光....
十一谷義三郎を語る」より 著者:豊島与志雄
など、一週間、原稿は一枚も書かずに碁をうってばかりいたことがある。川端康成君、故直木三十五君なども、碁の仲間だったが、十一谷君と最も番数多く碁をうったのは、住所....
生前身後の事」より 著者:中里介山
てたかって彼を虐殺してしまったのだ、丁度、松井須磨子を殺したように、また後の文士直木三十五と称するこれは素質から云っても程度から云っても須磨子や沢正に下ること数....
人造物語」より 著者:海野十三
年号に、「人造人間殺害事件」という探偵小説が出たのも、その一つ。前号には畏敬する直木三十五氏の「ロボツトとベツドの重量」というのが出た。 すこし前に、東京上野....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
檀一雄君の直木賞「石川五右衛門」が連載されてから、「新大阪」という新聞が送られてくるが、本....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
士の方に多かった。漱石氏と前後して浅井|黙語、中村|不折、相島|虚吼、森|円月、直木|燕洋その他の諸君が洋行して送ってくれる一枚の絵葉書をも、居士は深い興味の眼....
アンケート」より 著者:大倉燁子
郎先生。 (『探偵文学』第一巻第一〇号、一九三六年一月) お問合せ 一、シュピオ直木賞記念号の読後感 二、最近お読みになりました小説一篇につきての御感想 一、あ....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
件反射学に基いた一種の世界観を用意してもいるようだ。感触の新しい生理学者である。直木賞を貰った木々高太郎は、氏の才気横溢たる処を示している。 医者で文化的に最....
それから」より 著者:夏目漱石
「そうさなあ。実際世の中の事は、何がどうなるんだか分らないからな。――梅、今日は直木に云い付けて、ヘクターを少し運動させなくっちゃ不可《いけな》いよ。ああ大食《....