直滑降[語句情報] » 直滑降

「直滑降〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

直滑降の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
つのケルンの中に名刺を挟んでおいて引返す。針ノ木峠の下りは張りシールのままなので直滑降をしたが、雪がやわらかく雪崩の跡もないので、あまりスピードは出なかった。 ....
山と雪の日記」より 著者:板倉勝宣
にてらされし ボーゲンの跡 優美なるそのカーブ わが胸は跳る直滑降 足をそろえて身体をのばせば スキーは飛ぶ 真白き天地を かの山越えて 天....
春の上河内へ」より 著者:板倉勝宣
て風をきって下りた。初めはステムボーゲンを猛烈にやらねばならなかったが、途中から直滑降にうつって、木が後ろに飛んで行くように見えた。二ノ俣の池で焚火をして飯を食....
キャラコさん」より 著者:久生十蘭
具《ピンドング》をしめ終ると、麓《ふもと》のほうへ片手をあげて叫ぶ。 「おうい、直滑降だぞォ」 麓にいる連中が、怒鳴ったり、拍手したりする。 「やれイ――」 ....
」より 著者:中谷宇吉郎
常に保たれているような地点では、積雪は氷の粒子の集積となるのである。 滑らかな直滑降に、スキーはすばらしくよく走り、後には高く雪煙りが揚がる。そのような雪質は....
粉雪」より 著者:中谷宇吉郎
常に保たれているような地点では、積雪は氷の粒子の集積となるのである。 滑らかな直滑降に、スキーの先端は水晶の粉を散らすように走り、後には高く雪煙りが揚がる。そ....