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直談判
「直談判〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
直談判の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安井夫人」より 著者:森鴎外
しこれほどの用事を帯びて来て、それを二人の娘の母親に話さずにも帰られぬと思って、
直談判《じきだんぱん》をして失敗した顛末《てんまつ》を、川添のご新造にざっと言っ....
「明暗」より 著者:夏目漱石
い奴《やつ》だって。こっちから取りに来いとも何とも云わないのに、断りもなく奥様と
直談判《じきだんぱん》を始めたり何かして、しかも自分が病院に入っている事をよく承....
「門」より 著者:夏目漱石
六に云って聞かしたのは、宗助自身であった。小六は兄の運動を待たずに、すぐ安之助に
直談判《じきだんぱん》をした。そうして、形式的に宗助の方から依頼すればすぐ安之助....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
い婦人との問答を道場の連中は面白がって洩《も》れ聞いておりましたが、 「若先生に
直談判《じかだんぱん》というて美しい女子《おなご》が乗り込んで来た、前代未聞《ぜ....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
き廻しで、百八十度にグラリと変ってすましたものだ。 岩本は芸なし猿で、美代子に
直談判して、大浦博士と衣子に関係があること、今度の縁談はていよく病院を乗取る魂胆....