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「直門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

直門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
響かせながら、分を盗み寸を奪い、ジリジリと爪先で寄って来る。 飯篠長威斎直家の直門諸岡一羽の直門弟土子土呂之介に学んだ剣。殺気鬱々たる鋒子先、プンと血生臭く匂....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
しは鉄胤先生のところで、天保時代の古い門人帳を見せてもらったが、あの時分の篤胤|直門は五百四十九人ぐらいで、その中で七十三人が士分のものさ。全国で十七藩ぐらいか....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
と宝生流のために尽力した。そのような訳合いで健次郎(松本氏)などと違うて私は翁の直門という訳ではない。しかし鼓を担いで翁の門下の人々の能をつとめたのは六十歳の時....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
絃琴のおしょさんの家にいった時分には、もう家元芦船も芦雪も歿《なく》なっていた。直門《じきもん》に、芦質《ろしつ》、芦洲《ろしゅう》、芦総《ろそう》、芦寿賀《ろ....
大捕物仙人壺」より 著者:国枝史郎
されている。身、幕臣でありながら、道場をかまえて門下を養い、心形刀流を伝えたが、直門二千名に及んだという。 幕臣も幕臣、奥詰めだったので、親衛隊の魁であり、伏....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
楼馬楽が引き抜き道具立の正本芝居噺によって味わわれたいといっておこう。馬楽は圓朝直門の、今は亡き三遊亭一朝老人から、手をとって教えられているのである。 最後に....