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相人
「相人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相人の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
都せよと勧めて去った、すなわち酒泉に奠都《てんと》し西涼国を立てたという、これも
相人《そうにん》が虎装しおったのだろ。『本草綱目』等に言える※虎《ちゅこ》、英語....
「女性週評」より 著者:宮本百合子
故の際 北千住の電車衝突では主に女子供が負傷した。この事故は今日私たちの住む世
相人心の或る面を露骨に示した点で特別な意味がある。日本人が誇りとして世界に知られ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の子のように思わせて、皇子を外人の旅宿する鴻臚館《こうろかん》へおやりになった。
相人は不審そうに頭《こうべ》をたびたび傾けた。 「国の親になって最上の位を得る人....
「源氏物語」より 著者:紫式部
た。また源氏が人臣として最高の位置を占めることも言われてあったので、それは有名な
相人《そうにん》たちの言葉が皆一致するところであったが、逆境にいた何年間はそんな....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
淋しき花をひとり摘むかな 大正八年暮秋 与謝野寛 とある。どこか、終戦後の世
相人心にも響いて来るものがあるではないか。大正八年ごろといえば、日本も最全盛期で....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
の任は、江戸にある不平、無頼、野望、自暴、の徒を駆って、さなきだに悪政下にある世
相人心へ拍車をかけて、とことんまで、人間を自堕落と不安の底に追い陥し、時をまって....