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相撲にならない
「相撲にならない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相撲にならないの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
て下さい」 こうなると、多年の功を積んだ岡っ引と、前髪のある若侍とは、まったく
相撲にならないのは判り切っているので、長三郎も意地を張るわけには行かなくなった。....
「恐竜島」より 著者:海野十三
くやしい失敗 巨獣恐竜《きょじゅうきょうりゅう》とテリアのポチとでは、
相撲にならない。 ぬっと恐竜が首を前へつきだすと、ポチはあわてて尻ごみし、そし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いことに思われて、あとで焦《じれ》ったがるが、その前へ出ると、どうしても段違いで
相撲にならないことが自分でわかるだけに、口惜《くや》しくてならないでいるのです。....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を、しっかり後ろから抑えました。
抑えたけれども、米友の力と、道庵の力とでは、
相撲にならない。
「うーむ」
血走る眼に鈴鹿山を睨《にら》めて、米友はまた一段....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あんまり、脆《もろ》い負け方である。ハタキ込みというようなあの手にかかると、
相撲にならない先に、わが浜辺の名うての力士たちがひっくり返ってしまう。 この分....
「アインシュタイン」より 著者:寺田寅彦
のかと思います。」 この返答で聴衆が笑い出したと伝えられている。この討論は到底
相撲にならないで終結したらしい。 今年は米国へ招かれて講演に行った。その帰りに....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
うか小光と三蔵と双方に関係ある事で段々発展するように書いて頂きたい。そうでないと
相撲にならない。妄言多罪。頓首。 四日金之助 虚子先生 ....