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「相撲場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

相撲場の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
》りに曲ると法恩寺《ほうおんじ》村という、其の法恩寺の境内に相撲が有ります。此の相撲場は細川越中守《ほそかわえっちゅうのかみ》様御免の相撲場ということで、木村權....
富士」より 著者:岡本かの子
、瓜わらべを抱え、いつの間にか、いつぞや、息子の岳神に教えられた山ふところの猪の相撲場に来ていた。蹄で蹴鋤いた赤土はほかほかしている。 山の祖神は、あたりを見....
相撲」より 著者:寺田寅彦
気もするのである。そんな気のするのは畢竟自分が平生相撲に無関心であり、二三十年来相撲場の木戸をくぐった事さえないからであろう。それほど相撲に縁のない自分が、三十....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
を貰った。 (六月×日) 今夜は太子堂のおまつりで、家の縁側から、前の広場の相撲場がよく見えるので、皆背のびをして集まって見る。「西! 前田河ア」と云う行司....
十二支考」より 著者:南方熊楠
便あり。発春期には陰部とともに脹れ色増す。古ギリシア外色盛行の世には、裸体少年が相撲場の砂上に残した後部の蹟を注意して必ず滅さしめ、わが邦にも「若衆の尻月を見て....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
りませんから、おひろいでおいで下さいまし」 お角が先に出て、案内に立ちました。相撲場は、直ぐに眼の前の広場です。お銀様も快く駕籠を出て、茶屋から借りた草履《ぞ....
放浪記(初出)」より 著者:林芙美子
御飯をもらう。 六月×日 今夜は太子堂のおまつり。 家の縁から、前の広場の相撲場がよく見えるので、皆集って見る。 「西! 前田河ア」 と云う行司の呼ぶ声に....
遠野物語」より 著者:柳田国男
なわず、さあ行くべしとて別れたり。四五|間も行きてのち心づきたるにかの餅見えず。相撲場に戻りて探したれどなし。始めて狐ならんかと思いたれど、外聞を恥じて人にもい....