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「相次ぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

相次ぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
象は非常に精密に観測することができる。天体の一周行に要する周期は不変であるから、相次ぐ二つの食の間の時間は不変であるはずである。しかし実測の結果ではそうでないよ....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
まとまった表象をもっているが、ある句とその付け句との間の関係はもはや普通の詩歌の相次ぐ二句の間の関係とはよほどちがったものになっている。実際は一見そういう差別の....
映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
測れないところにあるのが通例であるが、これらの映画の切り換えのリズムは一つ一つの相次ぐフィルム切片の駒数を数えて、その数字を適当に図示し曲線でも作ってみれば、そ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
類の蹂躪の歴史を読むと、吾々は、それ以上の人口の増加を妨げた原因を尋ねる代りに、相次ぐ征服者の各々に殺戮されるべき新らしい人間を供給し得た人口増加の原理の強力な....
小説 円朝」より 著者:正岡容
リの黒船来航以来、にわかに息詰まるような非常な匂いを見せだしてきていた世の中は、相次ぐ内憂外患に今や何とも名状しがたい物騒がしさはほとんどその頂点にまで達してい....
円朝花火」より 著者:正岡容
助」「美人の生埋」「粟田口」「乳房榎《ちぶさえのき》」「江島屋」「英国孝子伝」と相次ぐ名作が、落合芳幾、水野年方らの艶麗な挿絵に飾られて、やまと新聞、中央新聞に....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
分ながら呆れるほどその時代の私は人生万端駄目に駄目にとなっていき、つまり私はその相次ぐ不幸の連続にもろくも惨敗してしまったのである。まずその最初がこうである。大....
三国志」より 著者:吉川英治
てられ、道中駅路駅路で庶民の見世物に曝されていたのであった。 なぜかというに。相次ぐ敗戦の悲報で、呉の建業では、常に保守派とみられる一部の重臣側から、急激に和....
私本太平記」より 著者:吉川英治
きぬゆえに、できぬと申しあげたまでで」 「それが上命を拒むものでなくて何であろ。相次ぐ戦いのため、幕府のお手もともいまや容易なご出費ではない。北条殿九代にわたる....