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相称
「相称〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
相称の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
みずげい》なり。太夫《たゆう》滝の白糸は妙齢一八、九の別品にて、その技芸は容色と
相称《あいかな》いて、市中の人気山のごとし。されば他はみな晩景の開場なるにかかわ....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
き」とは極めて縁遠い。「いき」は異性への方向をほのかに暗示するものである。姿勢の
相称性が打破せらるる場合に、中央の垂直線が、曲線への推移において、非現実的理想主....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
ょうみゃく》を有し、花は一茎に数花横向きに開き、緑白色《りょくはくしょく》で左右
相称状になっている。鱗茎《りんけい》の鱗片《りんぺん》もきわめて少なく、花が咲く....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
り、その体躯の左右には翅翼があり、後方には両岐せる一つの尾があって、いわゆる左右
相称の偏形を呈しているから、それが斉整均等なる輻射
相称の形を呈せるカキツバタの花....