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「相鎚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

相鎚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野分」より 著者:夏目漱石
ふく》を着てくるなんて――洋行しないだってそのくらいな事はわかりそうなものだ」と相鎚《あいづち》を打っている。向うを見るとなるほど燕尾服がいる。しかも二人かたま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
銀様でした。 「そうでございます、何か騒がしい様子でございます」 とお雪ちゃんも相鎚《あいづち》を打ちました。 やや遠く、鉄砲の音だけでしたら、二人ともそんな....
負けない少年」より 著者:吉田甲子太郎
それはとても大きな熊だった」 「あんな大きなのはめったにないよ」 バウンがそう相鎚をうって、あとを自分で話しつづけました。 「だが熊は向かって来る気はなかった....
俗臭」より 著者:織田作之助
の一本位は来てるし居所は知ってるだろうと推測したのである。 「御尤も」と伝三郎は相鎚打った。内地にいるのなら兎も角、朝鮮にいる男のことが何で縁談のさまたげになる....