看做す[語句情報] » 看做す

「看做す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

看做すの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
ことができるのである。家族に次いで我々の意識活動の全体を統一し、一人格の発現とも看做すべき者は国家である。国家の目的については色々の説がある。或人は国家の本体を....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
、そうしてドナウの源流を形づくるところを見て、僕の本望は遂げた。このさき、本流と看做すべきブリガッハに沿うて何処までも行くなら、川はだんだん細って行き、森深く縫....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
なる間しづみ」という語が入っている。併し此語は巻十四の歌語を踏まえて作ったものと看做すことも出来るから、この語の原意は巻十四の方にあるだろう。なお、「はろばろに....
現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
が含まれている。 この要求は正しい。少くとも、芸術を何等かの意味で娯楽機関だと看做す考えを排斥し、芸術には作者の生活意欲が籠っていなければならないと主張する吾....
省察」より 著者:デカルトルネ
ぜなら、もし我々がその原因のうちに存しなかった或るものが観念のうちに見出されると看做すならば、この観念は従ってこれを無から得てくることになり、しかるに、ものがそ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
おいては、四または四以下対一という出生の結婚に対する比率は、好ましからぬ徴候とは看做すことは出来ない。 1) 〔Ueber die Bevo:lkerung....
決闘」より 著者:神西清
を軽蔑したってはじまらん。いわんや、出会した奴ならどこの馬の骨でも一切合財隣人と看做すにいたっては、ありがたい仕合わせながら、思慮がなさすぎるというものだ。人に....