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「看官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

看官の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
。ト何処かの隠居が、菊細工を観ながら愚痴を滴《こぼ》したと思食《おぼしめ》せ。(看官)何だ、つまらない。 閑話|不題《ふうだい》。 轟然《ごうぜん》と飛ぶが....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ら解しやすきを主として初学の便利に供しさらに難文を用いることなかるべきがゆえに、看官この二冊をもって全部の難易を評するなかれ。 明治七年一月一日の詞 わが輩今....
小説 円朝」より 著者:正岡容
し出さむと試みたりけり。拙筆、果たしてよくその大任を為し了《おわ》せたるや否や。看官《みるひと》、深く咎め給わざらむことを。 梨の花青し 圓朝の墓どころ 昭....
活人形」より 著者:泉鏡花
、第一回より三回の間に出でて毒を飲みたる病人なり。鎌倉より東京のことなれば、敏き看官の眼も届くまじとて書添え置く。) 得三|一度手を動さば、万事ここに休せむか....