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県社
「県社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
県社の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
九日と今年一月二十日の『読売新聞』によれば、在来の十九万四百社の内より、すでに府
県社五、郷社十五、村社五千六百五十二、無格社五万千五百六十六、計五万七千二百三十....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
も起こって来た。彼の任地なる飛騨高山地方は当時筑摩県の管下にあったが、水無神社は
県社ともちがい、国幣小社の社格のある関係からも、一切は本省の指令を待たねばならな....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
その夜のうちに、池の島へ足代を組んで、朝は早や法壇が調った。無論、略式である。
県社の神官に、故実の詳しいのがあって、神燈を調え、供饌を捧げた。 島には鎌倉殿....
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
は懸念なく踞居てこれを拾いたり。 あそびなかまの暮ごとに集いしは、筋むかいなる
県社|乙剣の宮の境内なる御影石の鳥居のなかなり。いと広くて地をば綺麗に掃いたり。....
「死屍を食う男」より 著者:葉山嘉樹
ほど膨張した。 中学は山の中にあった。運動場は代々木の練兵場ほど広くて、一方は
県社○○○神社に続いており、一方は聖徳《しょうとく》太子の建立《こんりゅう》にか....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
通されていたようだ。 ヒダの一の宮を水無神社という。一の宮だが現社格は近代まで
県社ぐらいの低いものだったらしく、祭神が今もハッキリとしない。神武天皇と云い、大....
「牛」より 著者:坂口安吾
た。 ★ この山中に昔から里人の信仰あつい神社がある。今は
県社であるが、大昔の神名帳では大社になっているそうで、この辺の豪族だった国ツ神を....