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眛
「眛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
眛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
を撮《つま》まれるも知れない真の闇に、顔ばかりあり／＼と見えた時は、新吉は怖い三
眛《ざんまい》、一生懸命無茶苦茶に鎌で打《ぶ》ちましたが、はずみとは云いながら、....
「世相」より 著者:織田作之助
にも陥らず、何だか悟ったような悟らないような、若いのか年寄りなのか解らぬような曖
眛な表情でキョロキョロ青春時代を送って来たんですよ。まア、一種のデカダンスですね....
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
あれでも知った人には滅多《めった》に逢《あ》わないだろうね」 「そうですね」と瞹
眛《あいまい》に受ける。 「逢うかね」 小野さんは「まあ……」と濁しかけたが「....
「行人」より 著者:夏目漱石
血色も大変好い。結構だ」
岡田は「ええまあお蔭《かげ》さまで」と云ったような瞹
眛《あいまい》な挨拶《あいさつ》をしたが、その挨拶のうちには一種｜嬉《うれ》しそ....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
を隅から隅へと歩いて見たり、坐っていることは殆ど稀で、始終興奮して、燥気して、瞹
眛なある待つことで気が張っている様子。玄関の方で微な音でもするか、庭で声でも聞こ....
「粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）」より 著者:三遊亭円朝
に成ったが、浪人しても己を呼び出しちゃア頼む／＼と云ってはくれる鼻薬に、つい目が
眛れて、粟田口國綱も己が手引をして盗ましたのだ、また石川藤左衞門さまを日暮ヶ岡で....