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真っ正面
「真っ正面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真っ正面の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
。たたッ斬ってしまうぞ!」 一刀のもとに……と思ったのでしょう、いきおいこんで
真っ正面から、打ちおろした。 が! ふしぎ! 左膳はいつ抜いたのか、そして、い....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
「お退《さが》りなさい。」とマドレーヌ氏は言った。
ジャヴェルはつっ立ちながら
真っ正面に、ロシア兵士のように胸のまん中にその打撃を受けた。彼は市長の前に地面ま....
「生死卍巴」より 著者:国枝史郎
まずもって声を掛けた。 「瞞し討ちとは卑怯な奴だ! 怨みがあるなら尋常に宣って、
真っ正面からかかって来い! 身分を云え! 名を宣れ! ……拙者の名は宮川茅野雄と....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
あるが、今宵はしなくも惚れたお糸と花火見物の船の中で、その大敵の柳枝と水を隔てて
真っ正面に対面してしまった、お糸は何知る由とてなかったが、早くから圓朝気づいてい....