真っ赤な嘘[語句情報] » 真っ赤な嘘

「真っ赤な嘘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

真っ赤な嘘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
台察児《タイチャル》 成吉思汗《ジンギスカン》のやつ、蒙古第一の英雄との評判は、真っ赤な嘘だ。降伏の引出物に、敵将の妻を一夜貸せなどと、見下げ果てた犬侍だ。いや....
鴻ノ巣女房」より 著者:矢田津世子
物の飛切品だと奥様は今も惜んでいる。しかし、紺屋の婆様の鑑定によると、ラッコとは真っ赤な嘘で、兎の毛をうまく染めたものだという。虫のせいか、あちこちボッコリと毟....
或る探訪記者の話」より 著者:平林初之輔
たからだ。むろん用向きといっても、ほんとうの用向きではなくて、前もってたくらんだ真っ赤な嘘だったのだが、それを、堂々と相手に話したというまでだ。 遠藤博士の胎....
柳生月影抄」より 著者:吉川英治
しいことは存じません」 「佐竹の家中に縁者があるの、北陸の者だのといって来たが、真っ赤な嘘だ、肥後訛りがあるなと、わしは睨んでいた。案の定、死骸を検めてみると、....