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「真光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

真光の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ここの特色であった。そればかりでなく、ここらは寺の多いところで、お富士様を祀った真光寺を始めとして、例の駒込吉祥寺、目赤の不動、大観音の光源寺、そのほか大小の寺....
乱世」より 著者:菊池寛
と、瓦町の法泉寺で四つ時まで休憩した後、亀山藩士の名川力弥に導かれて、官軍の本営真光寺に出頭した。万之助と重臣たちは式台の上に上ることを許された。十三人の敗兵た....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
経たかと見えるのもあった。石段の下に修善寺駐在所がある。範頼が火を放って自害した真光院というのは、今の駐在所のあたりにあったと云い伝えられている。して見ると、こ....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
限に到達した、遠い遠い無限の未来に於て、われ等が過去世の一切から離れ去り、天帝の真光に浴しつつ静かに黙想の生活に入る時が、ないではあるまいかと思う。それにつきて....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
に寒水でつくった餅を喰べてこの日を祝い、江戸富士詣りといって、駒込《こまごめ》の真光寺《しんこうじ》の地内に勧請《かんじょう》した富士権現に詣り、麦藁《むぎわら....
起ち上る大阪」より 著者:織田作之助
ったものであろう。聖徳太子作で想い出すのは、六万体地蔵のことで、天王寺の××町の真光院にやはり聖徳太子作の地蔵さんが二体あり、これは聖徳太子が六万体の石像をお刻....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
、 「ようがす。送って進ぜやしょう。」 とばかり、天王の生垣に沿うて金杉下町、真光寺の横から町屋村の方へ、彼は女を伴れて九十九折《つづらおり》に曲って行った。....
秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
経たかと見えるのもあった。石段の下に修善寺駐在所がある。範頼が火を放って自害した真光院というのは、今の駐在所のあたりにあったといい伝えられている。して見ると、こ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を加えた戦捷の人、明日の大将軍その人ですらあった。 そして今朝第一の令は、 「真光寺の僧に命じて、正成の遺骸と、ほか五十体の一族とを、ねんごろに葬わせよ」 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の運命は巌頭にあった。筑紫落ちの前夜、また九州から再東上の日、そして今夜―― 「真光寺の墓は、どうしたろうな?」 自分の手で弔ってやった正成の首が彼の瞼をたゆ....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
たのち、その遺骸をねんごろに供養させて、供養料に、魚見堂附近の田地五十丁を僧所(真光寺か)へ寄附していることだ。 このことは、尊氏が正成をどう観ていたか、その....