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真如堂
「真如堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真如堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
来ると言ったのです。 かえで お師匠様はなんとおっしゃいました。 唯円 ついでに
真如堂に回って、ゆっくりして帰るがいいとおっしゃいました。 かえで そうですか。....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
本塾へ入ることになった。この山本の旅宿は京都の東北の吉田神社の傍で、藩主の本陣は
真如堂であったから、私もあちこち往来して、また藩主にも拝謁することを得た。そうし....
「巨椋池の蓮」より 著者:和辻哲郎
ろだというわけであった。それでは落合太郎君もさそおうではないかと言って、そのころ
真如堂の北にいた落合君のところを十時ごろに訪ねた。そうして三人で町へ出て、伏見に....
「法然行伝」より 著者:中里介山
たとのことである。 法然の三回忌の時には追善の為に(建保二年正月)この法印は、
真如堂で七日間説教をしたがその終りに、 「もしわしがこうして物を云うたことがわが....
「山の人生」より 著者:柳田国男
打って殺してしまった。人集まりてこれを見ること限りなしとある。その死骸は西の大路
真如堂の南、山際の崖の下に深く埋めた。ところがその翌日田舎の者が三人、梯子をかた....