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真書
「真書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
祖父の非凡な人であったことを今ここで詳しく話すことはできないが、その一つをいえば
真書太閤記《しんしょたいこうき》三百巻を写すに十年計画を立ててついにみごと写しお....
「姉川合戦」より 著者:菊池寛
兵三千) 本陣 朝倉 景健(兵四千) 『
真書太閣記』に依ると、浅井朝倉|方戦前の軍議の模様は、左の通りだ。 七日の夜|....
「球根」より 著者:寺田寅彦
いじり回した。一つ一つ「帽子」を脱ぎ取って縁側へ並べたり子芋の突起を鼻に見立てて
真書き筆でキューピーの顔をかき上げるものもあった。 何か西洋草花の球根だろうと....
「中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
クの上に、母は円ボヤの明るいラムプをつけた。その下で、雁皮紙を横綴にしたものへ、
真書き筆で、こまごまと父への手紙をかく。雁皮紙は何枚も厚く重ねてこよりでとじられ....
「日記」より 著者:宮本百合子
い。今二つに心がわかれて居る。どっちかにまとめなければならない。 『日本外史』『
真書太閤記』が来る。訳物はどうしたって十月までには原稿紙に書ける様にしなければな....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
うが、手当り任せに極めて多方面に渉って集めもし読みもした。或る時尋ねると、極細い
真書きで精々と写し物をしているので、何を写しているかと訊くと、その頃地学雑誌に連....
「十六、七のころ」より 著者:永井荷風
の稗史《はいし》小説の復刻をなし始めたのはその頃からであろう。わたくしは病床で『
真書太閤記《しんしょたいこうき》』を通読し、つづいて『水滸伝《すいこでん》』、『....