真木柱[語句情報] » 真木柱

「真木柱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

真木柱の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
浄無垢の花の真中に驢《うさぎうま》の陽根《いちもつ》そのままな雌蕊《めしべ》一本真木柱太しく生《はや》した、しかしその無類潔白な色を愛《め》で貞女神ヘーラまたジ....
源氏物語」より 著者:紫式部
も廃人なのだから同じだ。子供たちをどうしようというのだろう」 大将は泣きながら真木柱の歌を読んでいた。字はまずいが優しい娘の感情はそのまま受け取れることができ....
源氏物語」より 著者:紫式部
この夫人から生まれたのは男の子ばかりであるため、左大将はそれだけを物足らず思い、真木柱の姫君を引き取って手もとへ置きたがっているのであるが、祖父の式部卿の宮が御....
源氏物語」より 著者:紫式部
人あったが、初めからの妻は亡くなって、現在の夫人は最近までいた太政大臣の長女で、真木柱を離れて行くのに悲しんだ姫君を、式部卿の宮家で、これもお亡くなりになった兵....
源氏物語」より 著者:紫式部
の時に父といっしょに来て、二条の院で高砂を歌った人であるその人、藤中納言、これは真木柱の君と同じ母から生まれた関白の長子、などが賀を述べに来た。右大臣も子息を六....
源氏物語」より 著者:紫式部
らやましく、御自身の及びがたさをお覚えになるのであるが、「我妹子が来ては寄り添ふ真木柱そも睦まじやゆかりと思へば」という歌のように、あの人を愛した男であるとお思....