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「真流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

真流の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名君忠之」より 著者:夢野久作
では御座るがナカナカの発明で、四書五経の素読が八歳の時に相済み、大坪流の馬術、揚真流の居合なんど、免許同然の美事なもの……祖父の与九郎が大自慢という取沙汰で御座....
蒲団」より 著者:田山花袋
らこうした男を特に選んだ芳子の気が知れなかった。殊に時雄が最も厭に感じたのは、天真流露という率直なところが微塵もなく、自己の罪悪にも弱点にも種々の理由を強いてつ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
おご》っている人と思わないわけにはゆきませんでした。驕るにはあらず寧《むし》ろ天真流露、自ら知らずして自ら得ている人に近い。兵馬が感心をしたのはそれで、思いがけ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
この愛すべき雲助をかの卑しむべき折助と混同する奴さえある。 わが雲助こそは、天真流露の自然児であるのに、かの折助は、下卑た、下等な、安直な、そのくせ小細工を弄....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
会得していた。――そして、彼は彼で、自分の個性と工夫を加えて、 (おれのは、庄田真流である) と、称していた。木村助九郎は、馬廻りであったが、これも上手だった....