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真清水
「真清水〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真清水の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
出来ず、附け添える事も出来ぬ、本統に心の底の清い泉から自然に湧いて溢れ出る無形の
真清水とも云う可きである。
或る人の説に相《そう》は心から出る者で、艱難が積れ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
のを喜んでいた。 源中納言、 なれこそは岩もるあるじ見し人の行くへは知るや宿の
真清水 夫人、 なき人は影だに見えずつれなくて心をやれるいさらゐの水 などと....
「わかれ」より 著者:国木田独歩
と死ぬばかりなる疲労を癒する由あれど、人生まれ落ちての旅路にはただ一度、恋ちょう
真清水をくみ得てしばしは永久の天を夢むといえども、この夢はさめやすくさむれば、ま....
「柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
た、欠土瓶をヒョイと取り上げたが、ドクドクと水を注ぎ込んだ。 「嘘も仕掛けもねえ
真清水だ。観音様の手洗い水よ。さてこの中へ砂糖を入れる」 懐中から紙包みを取り....