真竹[語句情報] »
真竹
「真竹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真竹の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名君忠之」より 著者:夢野久作
沈めた泉水に近く、樫と赤松に囲まれた離れ座敷は、広島風の能古萱葺、網代の杉天井、
真竹瓦の四方縁、茶室好みの水口を揃えて、青銅の釣燈籠、高取焼大手水鉢の配りなぞ、....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
へザンブリと入れたら、それで百本でも二百本でも、急拵えの竹槍が出来る。が、これは
真竹に限る。八九の竹や漢竹では、鳥渡そういう用には立たねえ。……ところで屋敷の裏....
「伸子」より 著者:宮本百合子
の腕をぐるりぐるりと振りまわした。腕が白く光って震えた。 風がまた渡った。――
真竹の藪がさやさやと鳴った。離れの縁側で、保が熱心に何かやっている。近よりながら....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《かなた》には、神も、仏も、その祠《ほこら》も、社もおわしまさない。ただ一むら、
真竹《まだけ》の竹藪《たけやぶ》があるばかりだ。
何のことはない、祭主はこの竹....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
る。 〔竹取翁の唄〕 竹山に 竹|伐るや翁 なよや なよや 竹をやは削る
真竹やはけんずる けんずるや 翁 なよや なよや 〔わらべ達....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
めに出家した甥だと、墨染の袖に、その杜若の花ともあるべき処を)茗荷を掴み添えた、
真竹の子の長い奴を、五六本ぶら下げていましたが、 (じゃあ、米一升でどうじゃい。....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
二八 〇・一三 四・四七 〇・九〇 一・〇一 同 (
真竹) 九一・七九 二・五九 〇・一一 三・三一 一・一....