真艫[語句情報] » 真艫

「真艫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

真艫の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
まいて……」 東屋氏はそう云って、苦々しく紙巻の吸いさしを海の中へ投げ込んだ。真艫に強い疾風を受けた白鮫号は、矢のように速く鳥喰崎を迂廻する。陰気な雲は空一面....
大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
一大湖水を湛わし、前岸有れども無きが如くにして、遠く碧天に接し、上り下りの帆影、真艫に光を射りて、眩きまでに白し。其の闊大荘重の景象、自ら衆川の碌々に異れり。 ....