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真野
「真野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
真野の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「うつり香」より 著者:近松秋江
お宮にやっている手紙を取り戻すことが出来ない。先だっても柳沢の言っていたことに、
真野がある女にやった手紙を水野がその女から取り上げて人に見せていた。他の男が女に....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
かったのかも知れないのである。 また、「古にありけむ人のもとめつつ衣に摺りけむ
真野の榛原」(巻七・一一六六)、「白菅の
真野の榛原心ゆもおもはぬ吾し衣に摺りつ」....
「花筐と岩倉村」より 著者:上村松園
ことは判っていないのであるとか―― 筋は、継体天皇の御代のことで――越前の国味
真野の里に居給う大跡部の皇子が、御位を継がせ給うて継体天皇となり給うについて、俄....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
は、神ならぬ身の予想し難いところであるが、自分もかつて九州旅行の際に、豊後臼杵で
真野の長者炭焼小五郎の譚を聞いて、田舎の豪族がどんな風に考えられていたかというこ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
(〃) この里も夕立しけり浅茅生に露のすがらぬ草の葉もなし (〃) 鶉鳴く
真野の入江の浜風に尾花なみよる秋の夕暮れ (〃) 白川の春の梢を見渡せ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
る越前万歳は自らショウモンジといっている(『今立郡誌』)。その居住地は今立郡|味
真野村で、偶然かは知らぬが尾張の院内万歳の根源地も西春日井郡|味鋺村である。 ....